ブレッツァ・アーキテクツ|一級建築士事務所の仕事を紹介しています
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設計の進め方

 

東仙台K邸は比較的順調に進行し、先週末の打ち合わせで概ね基本設計がまとまりました。その際に、基本設計が終わるともう変更は出来ないのか?というご質問がありましたが、ちょうど良い機会なのでこのK邸を例にとって改めて設計の流れについてご説明します。

 

設計には大きく分けて3段階あります。

まずは敷地やご要望(ご予算含む)などの諸条件を整理しながら、目指すべき方向を見定める「基本計画」。この段階で建物の規模や配置が大体決まります。お問い合わせいただいた時の無料相談はここになります。K邸では平屋と軒下空間をご提案し、その設計の考え方や進め方を評価していただきご契約となりました。

 

次にその構想に基づいてプランをまとめる「基本設計」。動線や収納などの暮らし方をご要望の優先順位に合わせて調整し、間取りを固めていきます。内外装仕上なども予算に影響しますので、ここである程度決めていきます。ご要望の優先順位は人それぞれですし設計の進行と共に変わったりするので、この把握が一番時間の読めない段階でもあります。他の設計中の物件ではスケジュールに余裕があるということもあり、中庭を設けてみたり別の案を見ていただいたりと色々なパターンを比較しながら、本当に自分たちの求めるものは何かという事をじっくりご検討いただいています。

 

それを実際に実現するための「実施設計」では、構造計算をしたり設備計画をしたり、細かなディテールを検討していきます。

 

これらに明確な区切りがあるわけではなく行ったり来たりしながら前に進んでいくので、いつでも間取りの変更は可能です。

ただ、その図面を元に施工会社から工事見積もりを取り、予算内に収まらなければ設計を変更するのですが、ここまできて間取りを縮小するような大きな変更すると、かなりの手戻りになり時間がかかってしまいますので、そうならないためにも基本設計段階での見極めは重要ではあります。

 

K邸はこれから実施設計に片足を踏み込む段階といったところでしょうか。ひと段落ですが、まだやることはたくさんあります。

 

日影シミュレーション

現在設計中の約25坪の小さな平屋は目の前に7階建ての集合住宅が建っているので、その日影が敷地にどのように影響するかを知ることは配置計画上必要です。

普段はそのバックデータを元に一番有利なようにこちらで計画していますが、今回はそれをお施主様にご説明するために資料にしてみました。

 

下が夏至の日の日影を時系列に並べたものですが、これは全く問題ありません。むしろ西陽を遮ってくれた方が有り難いですね。

 

それが冬至になるとご覧の通り。この中から日影の影響の少ない範囲に建てたり窓を設けた方が良いということになります。

 

ところで皆さんは地球の地軸の傾きは何度かご存知でしょうか?

 

答えは23.4度。

これを知っていれば冬至や夏至(至点)、春秋分(分点)の正午頃の太陽の高さ(南中高度)は簡単に計算できるのですが、仙台の場合、冬至ではだいたい28度になります。

改めて数字にするとこんなに低いの?って感じですね。

 

今年の冬は暖かかったですが、やはり日当たりは重要。これらのデータを念頭において、配置計画や軒の出を決めていきます。

 

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