M邸 現場打合せ

■電気打合せ

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サッシが全て入りました。逃げのない寸法を要求している部分が多く、額縁をなくして柱に直接抱かせたサッシなどは、精度が良くないと納まりません。大工さんもやりづらそうですが、キレイに納まってるところはさすがです。

これから外装を進めると共に内装の段取りに入るので、現場にて電気業者さんと様々な位置や経路の確認。

企画(ボリュームチェック)

購入予定地にどれ位の規模のものが建つかの御相談。この資料が、収支を割り出し、意思決定する際の材料になるわけです。ほとんどの事業者さんはスピード重視なので一週間以内での作成。表面的なデザインよりもボリューム算出とそのプラン(何室かなど)がメインですが、参考までに簡単なCGのオマケ付き。(この段階では設計料は発生しないので、経営者としては企画ばかりでは困りものですが、こうして声を掛けて頂けるだけで光栄です。いつでもお待ちしております)

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この手の資料作成は過去に良くやっていたので手馴れたもの。関連法規を網羅するのは当然として、ボリューム算出の際に逆日影図をもとにする人が多いみたいですが、私は時間日影図からダイレクトに建物高さ・セットバック距離を逆算します。コツさえつかめばそのほうが早くて正確です。

答え

誰でも同じだと思うのですが、Aの場合でもBの場合でも「この限りでない」です。「AやBの場合は」、「AとかB」、「AでもBでも」と書くと一見解りやすいですが、ほんの一例になってしまい他の事例はこれに入るのかどうかがあいまいになるので『及び』としてAとBについてのみ触れているのだろうと思います。『又は』でも良さそうな感じですけど・・・。(A+Bの場合があるから『又は』は無いのかな・・・)

そもそも「この適用除外はAの場合のうちで、Bにした場合だけだ。Aだけでは駄目だ」と指摘されたので、「それだと他の条文では『かつ』を使ってますよー」と言うと、「いや、キミの解釈の場合は『又は』を使うのだ」となり、じゃあ『及び』って一体なんなのとなったわけです。結局は解ってもらえて何事もなかったのですが、いろんなことがあるものですね。

建築基準法施行令第22条での出来事。

法令用語

他の法令の条文と同様に、建築基準法の中にも『又は・若しくは・かつ・及び・並びに』等が多用されています。

ただこれらは、口語のように闇雲に使うのではなく、条文の中では厳密に使い分けられています。例えば『及び』と『並びに』は似ていますが、調べると、『並びに』のほうがより大きな並列構造を表すのだそうです。『又は』と『若しくは』も同様です。

「A並びにB及びC」とかになったら、これ知ってないと頭がゴチャゴチャになりそうですね。

いや、審査機関と条文の解釈の違いを言い合っているうちに、こんな細かい話になってしまって。でもわたし間違っていないんですけど。他に読みようが無いと思うけど、来週まで持ち越しです。

 

問題  『ただし、Aの場合及びBの場合はこの限りではない』

M邸 中間検査

朝一で土木事務所から検査官到着。特に問題は無く、部材調達の都合で未施工になっている部分の施工写真を後日提出すればOKとなった。検査は約10分程度だったが、予想に反して随分と細かく見ていった。これが(例え木造住宅でも)全棟対象なのだから、さぞかし職員も大変だろう。

聞けば別の現場の外壁下地で釘の種類を間違えていたとこがあったらしい。監理はいなかったのだろうか。そうなるとまさに中間検査様さまというところか。ちなみにM邸は床合板の張り方が模範的だと褒められました。(ということは他の張り方をしてしまっている現場も多いということか・・・)

やっと確定申告した

確定申告書を出してきて思うこと。

・意外とあっさり終わる。子供の頃やれば出来る子なのにと言われた事を思い出す。

・出た数字を見て青くなるから青色申告なのか。来年こそは税金を納めたい。

・たぶん来年も同じころ同じ事を言っていると思う。

建築相談

日曜日、お問い合わせのあったお宅へ午後一で建築相談に伺う。まずは土地探しのお手伝いをしつつ、その都度アドバイスを行うこととなった。そのアドバイスを見て当事務所への設計依頼をご検討頂ければと思う。最悪、土地は探したが肝心の設計は断られてもそれは縁が無かったという事。ただ、好みが似てそうなので良い提案が出来そうな気がする。デザインに関して、相性はとても大事だと常々思う。

あ、それからやっと確定申告書を作成しましたよ。

 

※当事務所では随時メールにて建築相談を行っております。また場合によっては土地探しのお手伝いもしております。建築に関するお悩みや、設計依頼、コストについてなど、このお問い合わせフォームからご連絡下さい。

確定申告

・・・・・・・・まだ行ってない。です。

いや、K邸もM邸も今大事な時なので・・・。

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M邸 床下地組

■床下地組み

先日連絡が入ってから2日ほど現場に行けなかったのが不安で、午前中寄ってみた。(こうしてみると片道一時間というのは微妙な距離だ。)

仕上代(シロ)をイメージしながら細かい寸法を決めているので、現場も丁度都合が良かったらしく一緒になって墨出しを手伝ったのだが、考えてみると図面を原寸で現場に書くのと同じことだから、確かに都合が良い。先の工程まで話し合えるので、こちらも安心できた。やっぱり図面だけで全てを理解してもらうことは難しい。現場で必要なのは対話だと改めて感じる。と同時にそろそろコンセント類の位置も決めなければと多少焦る。

話変わって、夜はK邸の打合せ。ようやくプランが決まったのがうれしい。今回はCGをメインにプレゼンしているので、平面だけでなく、素材や色彩など打合せ内容は多岐に亘り、空間の雰囲気も伝えられる反面、全ての要素を同時に扱うため一点に収束させるまでに時間がかかる。ただ一度決まればあとはブレないだろう。

よく、模型に替わってCGを活用するような話も聞くが、実際M邸の現場やK邸の設計で努めてCGを多用してみた感じでは、模型とCGは全く別物。ただしどちらも対話のツールとして欠かせないもので、うまく使い分け出来れば心強い。個人的にはCGがエスキスツールとしてもかなり使えると分かったのが収穫。

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