Y邸 模型

設計を進める時に、図面やスケッチだけで済ます建築家は居ません。空間を成す間口・奥行き・高さのプロポーションや光の陰影などは2次元では同時に表現出来ず、それらの妥当性を建築前に実際に検証したり確認したりするには、やはり3DCGや模型が不可欠です。

CGはディテールや雰囲気が良くわかり大変便利ですが、スケール感がないという唯一致命的な欠点があります。いや、人や植物など目安となる点景を入れることでそれらしくは分かるのですが、3Dと言っても所詮は写真と同じで、モニターや紙に描かれた2次元。そこでうちではイメージは3DCG、スケールや空間のつながりなどは模型と使い分けながらシミュレーションして設計に活かしています。

お施主さんは雰囲気がどうなるかを一番知りたがっているので、ウケは圧倒的に3DCGのほうが良いですが、スケールで誤解を与えかねないのがこちらとしては一番怖いところです。

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Y邸はイラストレーターのための、アトリエを併設した住宅です。空間の大きさや距離などを模型を見ながら打ち合わせをして、微調整しました。

こどもの居場所

我が家のダイニングに3人用の大きな机を造ってあげました。3人ともはりきって手伝ってくれました。キッチンの目の前なので、これでいつもおっ母ぁと一緒だね♪

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さっそくお絵かき、塗り絵中。

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天板は安い集成材にオイルステインをわざとカスレるように擦り込んだ後、ウレタン塗り。ちなみに椅子は貰い物で、丸太から切り出したものです。

私はかつて学校を多く設計していたこともあり、昨年の「角田の家」など住宅を設計する上でも常々子供の居場所について一番に考えています。これらの手法は自分の子供の頃の経験と照らし合わせても合致するもので、世に氾濫する(ハウスメーカー等によって開発された)プランに疑問を持っている所以でもあります。

ポタリング

日曜日の朝は早起きしたので、、天気は曇りだったけど思いつきで荒浜まで。ここは学生の時によく来た海。

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そこそこ遠いと思っていたけど13Kmしかなくって不完全燃焼だったので、そのまま貞山掘に沿って閖上大橋まで。貞山掘は江戸時代から明治にかけて作られた運河で、海に沿って延びてます。反対方面に行くと石巻まで行っちゃいます。

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木漏れ日あり、モヤで幻想的な雰囲気もありで、気持ちよく流す。この道は荒れてるところもあるけど、車が入れないからお奨めです。ここでちょうど20Km。どこに寄り道して帰ろうかなどと考えながら名取川の堤防を流す。ここも車がほとんど来ないので気持ちよく走っていると、いつの間にか支流の広瀬川に。なんと家への直帰コース。結局33Km、2時間弱で10時過ぎに帰宅。もっと走りたかったけど、午後は仕事もあったのでまた次回。

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