2020.02.25 Tuesday
人それぞれの理想を探す
先日お施主様とお話ししていたのですが、弊社の強みは小屋から公共建築までどんなご相談にもお応えできるところだと考えています。
それは今までの経験によるところが大きく、住宅しかやっていないメーカーや工務店とは引き出しの多さが違うと良く言われるのですが、実はこれがはた目には分かりづらく、省エネ性能とか自然素材など何かに絞ったほうが一般の人にはイメージが伝わりやすいようです。
しかし、それを嘆いても仕方ないのでこのブログでは様々な実績をご紹介していますが、今ちょうど両極端の住宅を設計中ですので軽くご紹介します。
一つ目は坪庭のある大きくてモダンな住宅です。
高級感を嫌味なく上品にまとめつつ、機能的な空間を模索中です。敷地も広いのでどうにでもできるのですが、その中でも一番合理的かつ美しい配置計画や、シンプルなのに複雑な見え方をする空間構成を目指しており、部屋数も多いのでなかなか一筋縄にはいきませんが、方向性は見えてきたように思います。
このようなデザインの時は、とにかくトライアル&エラーの繰り返しです。センスだけで図面を書いているように思われがちですが、裏では膨大な時間をかけて様々なパターンを試し、方向性を絞り込む作業をしています。
もう一つは約25坪の小さくて高性能な住宅です。
できる限り高性能にしたいとのご要望で、HEAT20のG1グレード(UA値0.46)を限られた予算内で実現させることを目標にしています。小さな家と言っても、部屋を狭くしたり収納を少なくすることなく、尚且つ狭さを感じさせない工夫が必要で、高度なプランニングが求められます。突き詰めていくと、動線に無駄がなく機能的で住みやすい家になります。小さいというとネガティブな印象がありますが、プランさえしっかり考えられていれば掃除が楽でコストも抑えられて機能的で住みやすいという、実は良いこと尽くめなのです。
高性能な家は高いのは当たり前と諦めている方は、正しく小さくするという選択肢も検討してみてください。
何でも高レベルでできるということは、住む人に合わせて最適な答えを導き出せるということでもあります。興味のある方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
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